【灘区歯科医師会とは?】
灘区歯科医師会は、灘区内で開業する、もしくは勤務する歯科医師が、本人の自由意思で集まって組織した公益目的を持つ非営利な民間団体で、平成27年7月1日現在、105名(86医療機関)の会員がいます。
【その活動は…】
灘区歯科医師会は、灘区行政や教育委員会に協力し、会員相互が連携して保健所での1才半健診、3才児健診や学校健診、認可外保育園での健診、会員の歯科医院での妊産婦歯科健診や歯周病検診、灘区内の大学生無料健診また、介護現場での口腔ケア啓発活動などを行っています。加えて灘区区役所或いは保健所(すくすくキッズ)、神戸大学発達科学部(あーち)、神戸松蔭女子大学(松ぼっくり)と子育て支援に協力しています。
【民間団体ということは…】
灘区歯科医師会は民間団体です。民間団体ですので入会は自由ですが、灘区内には歯科医師会に入会しないで開業する歯科医師がいます。未入会員といいますが、近年、未入会の歯科医院が突然2軒も閉鎖をしてしまいました。その際には、治療中断の為その後の連絡方法について灘区歯科医師会へ多数の問い合わせがありましたが、残念ながら我々も知らないので連絡は出来ませんでした。
【会員相互の連携は取れますが…】
灘区歯科医師会は会員管理をしていますので、会員の歯科医院との連携や連絡は日ごろから密に行っていますが、入会されていない歯科医院にはその管理が及びません。従いまして、未入会の歯科医院がどんな状態にあるか、灘区歯科医師会では一切分かりませんし、灘区歯科医師会が連絡を取ることもできません。
【継続可能なお手伝いとは…】
介護施設や病院への往診に対して豊富なマンパワーを継続的に送ることが出来ます。個人契約の場合病気や怪我、或いは転院・閉院等で急に治療や口腔ケアが途切れることもありません。
【どうやって調べるの?】
歯科医療や歯科保健、歯科の介護サービスなどに関する質問は、灘区歯科医師会へお問い合わせくださるか、会員の歯科医院でお気軽にお尋ねください。歯科医院が灘区歯科医師会へ入会しているかどうかは、この検索サイト、もしくは灘区歯科医師会がお配りしているケアマップでご確認頂けます。
灘区歯科医師会 会長 櫻井俊也
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灘区歯科医師会会員の歯科医院を検索
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灘区歯科医師会歯科医院マップ(2021年3月版)
[PDF:135KB]
灘区歯科医師会は対外的な事業として
以下のことに力を注いでいます!
■地域歯科医療委員会
歯科保健活動は、生涯を通じて一貫した展開が大切なのは周知のことですが、現在歯科保健事業は以下の4つに分けられ、それぞれの行政が受け持っています。
1.受胎から出生、就学までが母子歯科保健(厚生労働省)
2.就学から卒業までが学校歯科保健(文部科学省)
3.就業から退職までが成人歯科保健(厚生労働省)
4.老人歯科保健(厚生労働省)
この内成人歯科保健に関しては、法的に特に定められたものはない状態です。
灘区歯科医師会地域歯科医療委員会では、この生産年齢層の人々の口腔保健の啓蒙と、次に訪れる老年期の食する楽しみや健やかな生活のために事業所健診を行ってきました。
加えて当委員会は、灘区保健福祉部との関連事業を行っています。
◇1歳6カ月児歯科健診…第3火曜日 13:15~
◇3歳3カ月児歯科健診…第2金曜日 13:15~
◇妊産婦・成老人歯科相談…第2木曜日(2、4、6、8、10、12偶数月のみ) 9:00~
以上を灘区歯科医師会会員の先生が行っています。
三つ目の事業として、神戸市の在宅寝たきり者歯科診療事業を7名の委員で行っています。
内容は義歯に関するものが主となっていますが、根管処置、充填処置もあります。
灘区歯科医師会は今年度より、以上の委員会(産業歯科、保健センター、在宅医療)を地域保健という考え方の中で統合して運営してまいります。
■学校歯科委員会
神戸市学校歯科医会を通じて、健康志向の観点から児童生徒の歯と口の健康づくり、また神戸市教育委員会と協力して、学校歯科保健活動の活性化に努力しております。
■灘区三師会保険医療連絡会
灘区歯科医師会では、以前より灘区医師会・薬剤師会と綿密な連絡を取り合い、地域医療と灘区医療機関の相互的な連携に努めています。
さて、現在の高齢化と少子化が急速に進むわが国における地域医療は、最も強化すべき社会的基盤です。
そして、地域医療に対するニーズもこの社会構造の変化に合わせて、高度化・多様化が進んできています。
一方患者負担増を強めた、新しい医療保険制度が、地域保健法・介護保険法を含めて、全面実施を目前にしています。このことからも、これまで以上に医師会・薬剤師会・歯科医師会の三師会による緊密な連携と連絡をとって行く必要があります。
そこで三師会保険医療連絡会は、
1.地域における生涯にわたる保険医療サービスのあり方について検討しています。
2.医療保険制度の抜本的改革の中に診療報酬体系や制度体系(薬剤体系を含む)の見直し、検討課題を提供していきます。
3.地域住民に沿った医療を行うための最良策を討議の場としていきます。
とくに歯科医師会では8020運動展開に向けて、かかりつけ歯科医機能を加え、新たな地域歯科保健医療体系の整備とそのサービスの充実を実現するために、様々な方向からアプローチしています。